インターネット詐欺リポート(2020年11月度)クリスマスを切り口にした偽販売サイトが増加
2020年11月度はクリスマスを切り口にした偽販売サイトが増加しました。詐欺ウォールで収集した偽販売サイトは、10月は0件でしたが11月は258件まで増加しています
増加傾向としては11月2日に発生後増減を4回繰り返しています。平日に発生することが多く、休日は比較的発生が抑えられています。12月以降もクリスマスを切り口にした偽販売サイトは増加する可能性が高く継続して注意が必要です。
※画像はクリスマスを切り口にした販売サイトのイメージであり、本文内容とは関係ありません。
偽販売サイトで商品を購入すると、粗悪な商品が送られる、または商品が送られずに購入代金を搾取されるなどの被害に遭う可能性があります。また、これらの被害に加えてクレジットカード支払いで商品購入した場合は、犯罪者からカード番号を利用され二次被害に遭う可能性もあります。
参考動画:偽販売サイト 手口紹介動画
また、2020年12月10日には、消費者庁より「人気の家庭用テレビゲーム機などを販売しているかのように装う偽の通信販売サイトに関する注意喚起」が発表されました。Nintendo SwitchやPlay Station5などを取り扱う偽販売サイトで購入した商品が届かないといった相談が相次いでいます。今後もクリスマスや年末年始にかけて家庭用テレビゲーム機の需要が高まると予想されるため、普段利用しない通信販売サイトで商品購入する際には、以下に記載している「偽販売サイト被害防止のためのチェックポイント」を確認するようにしてください。
消費者庁発表 注意喚起の詳細 2020年12月10日消費者庁発表
「人気の家庭用テレビゲーム機などを販売しているかのように装う偽の通信販売サイトに関する注意喚起」
https://www.caa.go.jp/notice/assets/consumer_policy_cms103_201210_0001.pdf
偽販売サイト被害防止のためのチェックポイント
会社概要をチェックする
海外の業者は正確な会社概要(運営者氏名・電話番号・住所)や問い合わせ窓口の情報が記載されていないことがあります。詐欺サイトでなくてもこのような業者から購入するのはリスクが高いと考えましょう。
住所を検索して、会社の存在をチェックする
日本の住所表記や会社名が表記されている場合でも、住所検索で実在する住所かどうか、その住所に会社があるか確認しましょう。
決済方法、口座名義をチェックする
本物と区別がつかないような、完全なコピーの偽サイトでは、決済方法をチェックしましょう。銀行振り込みしか決済方法がない場合、口座名義が見慣れない名義(無関係な会社名義や個人名など)の場合は、詐欺サイトの危険性が極めて高くなります。
SSL通信が提供されているかどうかをチェックする
個人情報(メールアドレスやクレジットカード番号など)を入力するページのアドレスバーに鍵マークが表示されない場合には、注意が必要です。
過去リポート
「詐欺ウォール® / Internet SagiWall™」について
日本人を標的とするネット詐欺サイトをブロックする、ネット詐欺専用セキュリティソフトです。ウェブブラウザでサイト閲覧中、不用意に悪意のあるサイトにアクセスした場合でも、コンテンツをリアルタイムで検査し自動的にブロックします。ウイルス対策ソフトでは検知が難しい巧妙な詐欺サイトであっても独自のAI検知技術で高い精度で検出するため、ウイルス対策と併用することでユーザーの安全を高めます。パソコンやスマートフォンの利用に慣れていない方でも、簡単に利用でき、サイバー犯罪被害を未然に防ぐことができます。
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