インターネット詐欺リポート(2019年6月度)フィッシング詐欺の検知件数が約2倍に増加大手求人サイトや、キャッシュレス決済をかたるフィッシング詐欺を多数確認
インターネット詐欺リポートについて
このリポートは、日本のインターネット利用者が直面するネット詐欺の脅威に対する注意喚起を目的として、BBソフトサービス(BBSS)の「詐欺ウォール™ / Internet SagiWall™」で検知・収集した危険性の高い詐欺サイトの分析結果を報告するものです。
2019年6月度もフィッシング詐欺が増加
BBSSが詐欺ウォールによって検知したフィッシング詐欺サイト数は、2019年4月の24,892件から、2019年6月は59,912件と2倍以上に増加しており、非常に多くのユーザーがフィッシング詐欺サイトへ誘導されていることがわかります。
大手求人サイトや、キャッシュレス決済をかたるフィッシング詐欺を多数確認
BBSSが通報や公的機関などから収集した、フィッシング詐欺URL件数も、2019年6月度は約1,200件と2019年4月の約300件に対し4倍近くにまで増加しています。特に6月に最多だったのが大手有名求人サイトをかたったフィッシング詐欺(37%)で、犯罪グループの新たなターゲットになっていると考えられます。また、2位は大手スマートフォンメーカーのID・パスワードを盗難するフィッシング詐欺(約16%)、3位が大手キャッシュレス決済サービスのキャンペーンを騙ったフィッシング詐欺(約10%)となっており、手口に変化が現れてきています。
このようなフィッシング詐欺サイトで認証情報を入力すると情報搾取されるだけでなく、搾取された情報がフィッシング詐欺を仕掛けた犯罪グループを経由して、ブラックマーケットで転売され、サイバー犯罪に活用される恐れがあります。
フィッシング詐欺被害防止のためのチェックポイント
情報入力前に正規サイトかチェックする
金融機関やサービスのID・パスワードを入力するページへアクセスする場合は、事前に正規のページをブックマークしておき、ブックマークからそのページへアクセスするようにしましょう。
SSL通信が提供されているかどうかをチェックする
個人情報(メールアドレスやクレジットカード番号など)を入力するページのアドレスバーに鍵マークが表示されない場合には、注意が必要です。
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過去リポート
「詐欺ウォール™ / Internet SagiWall™」について
ユーザーがウェブブラウザーで悪意のあるサイトへアクセスした際に、コンテンツをリアルタイムで検査・警告します。認証情報やクレジットカード番号などの認証情報を間違って入力することを防ぐセキュリティーソフトです。ウイルス対策ソフトでは検知が難しい詐欺サイトも高い精度で検出し、併用することでユーザーの安全を高めることができます。
パソコンやスマートフォンの利用に慣れていない方でも、簡単に利用でき、サイバー犯罪被害を未然に防ぐことができます。
※詐欺ウォール™は、iOS、mac OS、Windows®、Android™版を提供しています。
詐欺ウォール™ / Internet SagiWall™製品情報サイトURL:https://www.sagiwall.jp/
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