インターネット詐欺リポート(2017年9月度)
このリポートについて
このリポートは、日本のインターネット利用者が直面するネット詐欺の脅威に対する注意喚起を目的として、BBソフトサービス(BBSS)の「Internet SagiWall™(インターネットサギウォール)」で検知・収集した危険性の高い詐欺サイトの分析結果を報告するものです。
検知状況
168万7,561 件で前月比14.55%増加しました。Windowsにおいてワンクリック不当請求詐欺サイト・フィッシング詐欺サイトの検知数の増加が要因となります。
SagiWallで検知したサイト
ワンクリック・不当請求詐欺サイト
ワンクリック・不当請求詐欺サイトは、前月比0.08ポイント減少しました。
ワンクリック・不当請求詐欺サイト検知率
OS別検知率
フィッシング詐欺サイト
フィッシング詐欺サイトは、前月比1.1ポイント増加しました。
フィッシング詐欺サイト検知率
OS別検知率
マルウエア感染サイト
マルウエア感染サイトは、前月比0.01ポイント増加しました。
※iOSのマルウエア感染サイト検知数は、WindowsやAndroidユーザーをターゲットにしたマルウエア感染サイトにiOSでアクセスしている割合です。
マルウエア感染サイト検知率
OS別検知率
ボーガスウエア配布サイト
ボーガスウエア配布サイトは、 前月比1.06ポイント減少ました。
ボーガスウエア配布サイト検知率
OS別検知率
ぜい弱性悪用サイト
ぜい弱性悪用サイトは、前月比0.03ポイント増加しました。
※iOSのぜい弱性悪用サイト検知は、WindowsやAndroidユーザーをターゲットにしたぜい弱性を伴うサイトにiOSでアクセスしている割合です。
脆弱性悪用サイト検知率
OS別検知率
詐欺サイトの見分け方
会社概要をチェックする。
海外の業者では会社概要や問い合わせ窓口の情報が曖昧な事があります。詐欺サイトでなくともこのような業者から購入するのはリスクが高いと考えましょう。
住所を検索して、会社の存在をチェックする。
日本の住所表記や会社名が表記されている場合でも、住所検索で実在する住所かどうか、その住所に会社があるか確認しましょう。
決済方法、口座名義をチェックする。
本物と区別がつかないような、完全コピーの偽サイトでは、決済方法をチェック。銀行振り込みしか決済方法が無い場合、口座名義が会社名義や日本人名でない場合などは詐欺サイトの危険性が極めて高くなります。
SSL通信が提供されているかどうか?確認する。
個人情報を入力する(メールアドレスやクレジットカード番号など)アドレスバーに錠マークが表示されない場合には、注意が必要です。
過去リポート
「詐欺ウォール™ / Internet SagiWall ®」について(https://www.sagiwall.jp/)
「詐欺ウォール™ / Internet SagiWall ®」は、ウェブブラウザーでアクセスしたウェブサイトの"コンテンツを解析"し、悪意のあるコンテンツをリアルタイムで検出します。悪意のあるコンテンツを検出した場合、そのサイトへのアクセスを警告し、フィッシング詐欺やさまざまなインターネット詐欺の脅威からユーザーを守るセキュリティー対策ソフトウエアです。AI検知機能を組み込んだトリプルエンジンの検知力で、ウイルス対策ソフトウエアをすり抜けてきたブラウザー経由の脅威を検出し、日々進化する脅威に対応します。
インターネット詐欺とは?
インターネットを利用して行われる詐欺行為の総称で、他のウェブサイトを装い、個人情報をだまし取るフィッシング詐欺や、加入に同意していない有料会員登録の代金を請求するワンクリ詐欺(ワンクリック詐欺)、ネットショッピングで代金未払いや商品未発送により金品を不正に得る詐欺などがあります。これらはコンピューターウイルスを使わない場合も多く、一般的なセキュリティー対策ソフトでは検知することが困難な状況です。
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