インターネット詐欺リポート(2017年6月度)ワンクリック・不当請求サイトの検知が大きく増加

インターネット詐欺リポート

このリポートについて

BBソフトサービス(BBSS)の「Internet SagiWall™(インターネットサギウォール)」で検知したデータを基にした、2017年6月度のインターネット詐欺リポートです。
このリポートは、日本のインターネット利用者が直面するネット詐欺の脅威とネット詐欺に対する注意喚起を目的として、「Internet SagiWall™」が検出・収集した危険性の高い詐欺サイトの分析結果を報告するものです。

検知状況

総検知数は132万3,497件で、前月比73.63%増加しました。
インターネット詐欺の種類別構成比は、ワンクリック・不当請求詐欺サイトが88.81% (前月比13.64ポイント増)、フィッシング詐欺サイトが10.24%(前月比13.19ポイント減)、マルウエア感染サイト0.03%(前月比0.03ポイント減)、ボーガスウエア配布サイトが0.76%(前月比0.31ポイント減)、ぜい弱性悪用サイトが0.16%(前月比0.11ポイント減)でした。

OSごとのネット詐欺種類検知率

用語解説

ワンクリック・不当請求詐欺サイトの検知が大きく増加

2017年6月度は、ワンクリック詐欺、不当請求詐欺サイトの検知が大幅に増加しています。原因は詐欺サイトへ誘導するための「アダルト動画ポータルサイト」の増加だと考えられます。人気のアダルトサイトの情報をまとめた「アダルト動画ポータルサイト」は、アフィリエイターがビジネスとしてサイトやブログを作成している場合もあります。しかし、今回の検出増加の要因となった動画ポータルサイトはワンクリック詐欺への誘導リンクが複数含まれており、犯罪者が作成し大規模な犯罪キャンペーンを実施しているものと推測されます。

アダルトだけでなく、芸能人のゴシップやプライベート映像流出などのニュースを餌にした詐欺サイトへの誘導も数多く見られます。一見あやしく見えないデザインのサイトであっても、犯罪者が準備したものである可能性がありますので注意が必要です。

「詐欺ウォール® / Internet SagiWall™」について

日本人を標的とするネット詐欺サイトをブロックする、ネット詐欺専用セキュリティソフトです。ウェブブラウザでサイト閲覧中、不用意に悪意のあるサイトにアクセスした場合でも、コンテンツをリアルタイムで検査し自動的にブロックします。ウイルス対策ソフトでは検知が難しい巧妙な詐欺サイトであっても独自のAI検知技術で高い精度で検出するため、ウイルス対策と併用することでユーザーの安全を高めます。パソコンやスマートフォンの利用に慣れていない方でも、簡単に利用でき、サイバー犯罪被害を未然に防ぐことができます。

※詐欺ウォール®は、iOS、mac OS、Windows®、Android™版を提供しています。

詐欺ウォール® / Internet SagiWall™製品情報サイト

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