インターネット詐欺リポート(2016年6月度)梅雨・暑さ対策関連グッズの詐欺サイトが増加
このリポートについて
BBソフトサービス(BBSS)の「Internet SagiWall™(インターネットサギウォール)」で検知したデータを基にした、2016年6月度のインターネット詐欺リポートです。
このリポートは、日本のインターネット利用者が直面するネット詐欺の脅威とネット詐欺に対する注意喚起を目的として、「Internet SagiWall™」が検出・収集した危険性の高い詐欺サイトの分析結果を報告するものです。
検知状況
総検知数は198万2,775件で、前月比14.1%減少しました。
インターネット詐欺の種類別構成比は、ワンクリック・不当請求詐欺サイトが87.58% (前月比5.02ポイント増)、フィッシング詐欺サイトが10.04%(前月比2.7ポイント減)、マルウエア感染サイトが1.22%(前月比0.06ポイント減)、ボーガスウエア配布サイトが0.82%(前月比1.58ポイント減)、ぜい弱性悪用サイトが0.34%(前月比0.68ポイント減)でした。
OSごとのネット詐欺種類検知率
梅雨・暑さ対策関連グッズの詐欺サイトが増加
2016年6月度は、5月と比較して総検知数は若干減少したものの、引き続きワンクリック詐欺や不当請求サイトの検知数が非常に多い状態が続いています。実際に動画サイト閲覧で架空請求詐欺被害に遭い、100万円を超える電子ギフト券を購入させられる詐欺事件なども発生しています。犯罪グループは金銭に結び付く成果を上げられる限り、同様の手口を継続するものと考えられるため、引き続き消費者への注意喚起が必要です。
その他、梅雨・暑さ対策関連グッズの詐欺サイトが増加しました。昨年は夏用布団やクーラー、扇風機などの商材が多く見られましたが、今年は商材がより多様化しています。既に大手オンラインショッピングサイトでも販促活動が始まっており、その人気商材を詐欺サイトに盗用掲載している模様です。
このような詐欺サイトでは、商品を購入しても商品が届かないなどの被害に遭う危険性があるほか、入力したメールアドレスやパスワード、住所、氏名、クレジットカード番号などの犯罪者にとって有益な個人情報が搾取され、成り済ましによる不正な商品購入や、個人情報がブラックマーケットで売買される危険性もあり、注意が必要です。
過去リポート
「詐欺ウォール® / Internet SagiWall™」について
日本人を標的とするネット詐欺サイトをブロックする、ネット詐欺専用セキュリティソフトです。ウェブブラウザでサイト閲覧中、不用意に悪意のあるサイトにアクセスした場合でも、コンテンツをリアルタイムで検査し自動的にブロックします。ウイルス対策ソフトでは検知が難しい巧妙な詐欺サイトであっても独自のAI検知技術で高い精度で検出するため、ウイルス対策と併用することでユーザーの安全を高めます。パソコンやスマートフォンの利用に慣れていない方でも、簡単に利用でき、サイバー犯罪被害を未然に防ぐことができます。
※詐欺ウォール®は、iOS、mac OS、Windows®、Android™版を提供しています。
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