インターネット詐欺リポート（2015年9月度）スマートフォンの新機種用アクセサリー販売の詐欺サイトを多数検知
このリポートについて
BBソフトサービスの「Internet SagiWall™（インターネットサギウォール）」で検知したデータを基にした、2015年9月度のインターネット詐欺リポートです。
このリポートは、日本のインターネット利用者が直面するネット詐欺の脅威とネット詐欺に対する注意喚起を目的として、「Internet SagiWall™」が検出・収集した危険性の高い詐欺サイトの分析結果を報告するものです。
検知状況
総検知数は87万5,181件で、前月比0.3％減少しました。
インターネット詐欺の種類別構成比は、ワンクリック・不当請求詐欺サイトが67.03％ （前月比3.31ポイント減）、フィッシング詐欺サイトが28.19％（前月比3.28ポイント増）、マルウエア感染サイトが0.14％（前月比0.01 ポイント減）、ボーガスウエア配布サイトが3.44％（前月比0.02ポイント増）、ぜい弱性悪用サイトが1.20％（前月比0.02ポイント増）でした。
OSごとのネット詐欺種類検知率
スマートフォンの新機種用アクセサリー販売の詐欺サイトを多数検知
2015年9月度は、9月下旬に発売されたスマートフォンの新機種用アクセサリーの販売をかたった詐欺サイトを、多数検知しました。検知した詐欺サイトでは、有名ブランドのケースなどのアクセサリーを掲載し、通常より2〜3割安く価格表示をするなどして、新機種への買い替えが発生する時期のアクセサリー需要を狙っているとみられます。最近の詐欺サイトは訪問者に怪しまれないように、精巧に作られており、これまでのような不自然な日本語や外国人名義の振込先ではなく、URLなどで詐欺サイトと判断するのが難しいものが増加してきています。
このような詐欺サイトでは、商品を購入しても届かないなどの被害に遭う危険性があるほか、不正なプログラムを仕込まれることで自分が気付かないところでクレジットカード番号や銀行口座へのログイン情報が盗まれる危険性があります。また、無断で有名ブランドのデザインを使用した偽物のアクセサリーを販売している場合もあり、購入行為自体が違法となるので注意が必要です。
「詐欺ウォール™ / Internet SagiWall ®」について（https://www.sagiwall.jp/）
「詐欺ウォール™ / Internet SagiWall ®」は、ウェブブラウザーでアクセスしたウェブサイトの"コンテンツを解析"し、悪意のあるコンテンツをリアルタイムで検出します。悪意のあるコンテンツを検出した場合、そのサイトへのアクセスを警告し、フィッシング詐欺やさまざまなインターネット詐欺の脅威からユーザーを守るセキュリティー対策ソフトウエアです。AI検知機能を組み込んだトリプルエンジンの検知力で、ウイルス対策ソフトウエアをすり抜けてきたブラウザー経由の脅威を検出し、日々進化する脅威に対応します。
インターネット詐欺とは？
インターネットを利用して行われる詐欺行為の総称で、他のウェブサイトを装い、個人情報をだまし取るフィッシング詐欺や、加入に同意していない有料会員登録の代金を請求するワンクリ詐欺（ワンクリック詐欺）、ネットショッピングで代金未払いや商品未発送により金品を不正に得る詐欺などがあります。これらはコンピューターウイルスを使わない場合も多く、一般的なセキュリティー対策ソフトでは検知することが困難な状況です。
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