インターネット詐欺リポート(2015年8月度)サイトへの注意喚起でカムフラージュする詐欺サイトが増加

インターネット詐欺リポート

このリポートについて

BBソフトサービスの「Internet SagiWall™(インターネットサギウォール)」で検知したデータを基にした、2015年8月度のインターネット詐欺リポートです。
このリポートは、日本のインターネット利用者が直面するネット詐欺の脅威とネット詐欺に対する注意喚起を目的として、「Internet SagiWall™」が検出・収集した危険性の高い詐欺サイトの分析結果を報告するものです。

検知状況

総検知数は87万8,556件で、前月比1.3%減少しました。
インターネット詐欺の種類別構成比は、ワンクリック・不当請求詐欺サイトが70.34% (前月比3.08ポイント減)、フィッシング詐欺サイトが24.91%(前月比2.81ポイント増)、マルウエア感染サイトが0.15%(前月比0.03 ポイント減)、ボーガスウエア配布サイトが3.42%(前月比0.32ポイント増)、ぜい弱性悪用サイトが1.18%(前月比0.02ポイント減)でした。

OSごとのネット詐欺種類検知率

偽サイトへの注意喚起でカムフラージュする詐欺サイトが増加

2015年8月度は、サイト上に「偽サイトにご注意ください」といった注意喚起のメッセージを掲載する詐欺サイトが複数発見され、増加傾向にあることが確認されました。模倣された通販サイトでは詐欺被害者からいわれのない苦情が多数入るため、サイト上に注意喚起のメッセージを掲載するケースが増えています。注意喚起のメッセージを掲載することで、まっとうな販売事業者であるように見せかけ、サイト訪問者の警戒心を緩ませるのが犯罪者の狙いだと考えられます。偽サイトの作り方も新しい要素を取り入れるなどより巧妙になっており、見分けがますます困難になってきています。
このような詐欺サイトでは、商品を購入しても届かないなどの金銭被害に遭う危険性があるほか、サイト上で不正なプログラムを仕込まれることで、自分が気付かないところでクレジットカード番号や銀行口座へのログイン情報が盗まれる危険性もありますので、被害に遭わないためには、より慎重な行動が必要だといえます。

注意喚起のメッセージを掲載する詐欺サイト
注意喚起のメッセージを掲載する詐欺サイト

「詐欺ウォール™ / Internet SagiWall ®」について(https://www.sagiwall.jp/

「詐欺ウォール™ / Internet SagiWall ®」は、ウェブブラウザーでアクセスしたウェブサイトの"コンテンツを解析"し、悪意のあるコンテンツをリアルタイムで検出します。悪意のあるコンテンツを検出した場合、そのサイトへのアクセスを警告し、フィッシング詐欺やさまざまなインターネット詐欺の脅威からユーザーを守るセキュリティー対策ソフトウエアです。AI検知機能を組み込んだトリプルエンジンの検知力で、ウイルス対策ソフトウエアをすり抜けてきたブラウザー経由の脅威を検出し、日々進化する脅威に対応します。

インターネット詐欺とは?

インターネットを利用して行われる詐欺行為の総称で、他のウェブサイトを装い、個人情報をだまし取るフィッシング詐欺や、加入に同意していない有料会員登録の代金を請求するワンクリ詐欺(ワンクリック詐欺)、ネットショッピングで代金未払いや商品未発送により金品を不正に得る詐欺などがあります。これらはコンピューターウイルスを使わない場合も多く、一般的なセキュリティー対策ソフトでは検知することが困難な状況です。

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