子供の「LINE」利用。親子で話し合ってルールを決めよう!

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どう教える? SNSのマナーとセキュリティ意識

コミュニケーションツールの例

人気のアプリケーション「LINE」の利用者が、世界で1億5000万人を突破したと発表されました。FacebookやTwitterなども含め、こうしたコミュニケ―ションツールは、スマートフォンなどの普及に伴い子供たちにも急速に拡大しており、適切な利用が重要性を増しています。安易な利用で子供たちがトラブルに巻き込まれないためにも、実社会と同じようにルールやマナーが大切であり、さまざまなリスクが存在していることを理解させ、親子で話し合いながら適切な利用を見守っていくことが大切です。

悪意のある第三者が「友だち」になってしまうリスクも

利用者同士が無料で音声通話ができたり、アプリを起動していなくてもメッセージが表示されたり、スタンプと呼ばれるキャラクターが使えたりと、人気の機能で普及が拡大しているLINE。基本的には、互いに電話番号を登録しあっている「友だち」同士で通話やメッセージのやり取りが楽しめるアプリです。

しかし、仕組みをきちんと理解して設定しないと、意図しない相手と「友だち」になったり、逆に、希望しない相手に「友だち」登録されてしまうことがあります。また、IDを登録することで、悪意のある第三者から検索されるリスクもあります。

FacebookやTwitterなども含め、不用意な書き込みによって自分がいじめの加害者になったり、問題が独り歩きして拡散してしまう可能性にも注意しなければなりません。さらに「出会い」を目的としたサービスの安易な利用により、犯罪の被害に遭うケースも全国で発生しています。

悪意のある第三者が「友だち」になってしまうリスク

大切なのは、リスクを教え一緒にルールを作ること!

LINEの普及状況や、一方的な禁止により子供が陰で利用してしまうことなどを考えると、親子で話し合ってリスクを理解させながらルールづくりをするのがより建設的といえます。子供たちをトラブルから守るためにも、以下のヒントを参考に、一緒に設定しながら適切な利用を見守っていきましょう。

1. 「友だち」の登録は手動で

望まない友だちまで登録されることがないよう、初期設定の「友だちの自動追加」や「友だちへの追加を許可」はオフにして、手動で登録するようにしましょう。

2. IDは登録しない

悪意のある第三者から検索されるリスクがあるため、IDは登録しないことをお勧めします。すでに登録している場合は、設定の「ID検索を許可」をオフにしましょう。

3. 危険を感じたらすぐにブロックを

オフラインで会うことをしつこく話してきたり、年齢や住所、学校などプライベートな質問をされるなどして相手に危険を感じたら、すぐに「ブロック」設定をしましょう。

4. 親も友だちになって見守る

LINEやFacebookでは、親も子供の友人となり、不適切な投稿や交友関係がないか見守りながら、ルールやマナーを学ばせ、例え何か問題が起きた場合にはいつでも親に相談できること伝え安心させましょう。

5. 利用時間を決める

深夜の利用を制限する設定やアプリの導入なども選択肢に入れながら、子供の安全を守るため、利用時間を親子で話し合って決めるようにしましょう。

マカフィー社より記事提供